管理人が大学生時代に経験した様々なバイト話を語っていきます!
第1回は個別指導塾でバイトをしていた経験を語ります!
- 塾講師をしようと思ったきっかけ
- 塾講師の業務
- 塾講師の業務外の役割
- 塾講師の給与
- その他(塾の雰囲気や人間関係など)
- まとめ
1.塾講師をしようと思ったきっかけ
- 部活の先輩から誘われた!
- 教職に興味があった!
- お金が欲しかった!
・部活の先輩から誘われた!
・管理人が大学時代に所属していた部活の先輩2人がその塾で既に働いており、前々から誘われていました。人前で話ができるか不安で渋っていましたが、思い切って挑戦することにしました。
・教職に興味があった!
・元々教職に興味があり教育系の学部も進学候補でしたが、結局第一志望の医療関係の学部に合格したため教職は諦めていました。しかし塾講師のバイトという形で教育に関われるということに気づかされ興味が湧いていました。
・お金が欲しかった!
・大学生活に必要な資金や学費は親が十分に出してくれていました。その余剰金もいくらかありましたが、”遊行費くらいは自力で稼ぎたい”や”親にもらったお金で後輩に奢るのはダサい”など自力で稼ぐ願望が強かったことが背中を押しました。
2.塾講師の業務
- 個別指導
- 集団指導
1.個別指導
・個別指導がメインの塾であったため多くの業務は個別指導でした。
・2~3名の小中高生に対し1名の講師が90分の授業を行います。小学生+高校生だったり英語+数学だったり組み合わせは様々でした。
・例えばAくんとBさんに教えるとしてAくんには演習問題と解かせて、その間にBさんに解説をします。そしてAくんが解き終わると今度はAくんに答えの解説をして、その間にBさんに問題を解いてもらうといった具合でひたすら片方教えて片方演習を繰り返します。個別指導の特徴として生徒毎にやっていることが違うので必然こうなりますね。
・3人の場合はやはり忙しいですが小学生1人+中学生2人など教える内容が簡単な組み合わせが多いです。高校生3人はかなりきついですからね。ちなみに3人の場合は2人演習で1人解説となります。
2.集団指導
・集団指導は正社員の講師が行いますが不在時や夏季&冬季講習ではバイトも入ることがあります。
・学校の半分~1/3くらいの大きさの教室で授業をします。黒板の代わりにホワイトボードを使うところ以外は学校とほとんど変わりません。
・個別指導との違いは生徒が全員同じ学年で同じ内容を勉強しにきていることです。同時に同じことを教えます。演習と解説を繰り返していくことは個別指導と変わりません
・逆に個別指導と異なるのは大勢の注目を浴びるためとても緊張することです。また生徒の学年は同じでも偏差値はバラバラなので同じ説明でも理解度の良し悪しが生徒毎に違うのが大変でした。つまり授業のレベルについてこれない子が数人いても、その子たちに合わせると授業が進まず成績の良い子たちには退屈になってしまうというジレンマですね。それをコントロールできる正社員の講師の方々は本当に尊敬しています。
3.塾講師の業務外の役割
- 報告書作成
- 生徒誘導
- 電話対応
・報告書作成
・塾講師は授業をするだけではなく授業毎に報告書を作成します。
・バイトとは言え担当生徒が決まっているのですがシフトの関係や講師の体調不良による欠席などで次の授業を行う講師は別の人かもしれないので前回の授業はどういうものだったのかという引継ぎ資料が必要であり報告書がその役割を担います。私は字が汚く読めないとよく注意を受けていました。
・また沢山の生徒を担当していると誰に何を教えたかわからなくなることも珍しくないため次に授業をする自分に対する備忘録としても機能します。そのためどのような授業をしたかだけではなく授業態度、問題の正答率、要復習ポイントなど様々な情報を書き込んでいきます。
・そして最も重要なのは正社員の講師が保護者と面談を行う際に実際の授業はどのようなモノなのかを説明する際に使用する大事な面談資料としても機能するため、いかに真摯に適切な授業をしているかをアピールする必要もあります。
・よって報告書は慣れるまでは結構大変でこれを書くために休憩時間を費やしたり帰りが遅くなったりということが珍しくありません。ただ慣れてくると授業しながら報告書を書くという器用なことができるようになりました。ただ授業中に報告書を書くと怒られるのでこっそりでしたが。
・生徒誘導
・自分の担当生徒が来たら挨拶、体調確認、たわいない会話をしながら個別指導ブースへ誘導します。
・もちろん自分の生徒ではないからといって無視はできないため別の生徒、保護者、業者などの来訪にも対応します。また生徒の自転車が汚く並んでいると見栄えが悪いため整理します。
・電話対応
・電話は基本は正社員が取りますが不在時はバイトが取ることもあります。
・バイトでは大抵の対応はできないので、その場で正社員に取り次ぐかメモを取って折り返す手筈にするかなのですが、こういう細かい業務の積み重ねで言葉遣いや状況判断が培われたような気がします。
4.塾講師の給与
・最初は時給1020円からでしたが経験と業績により徐々に昇給していき大学卒業時点では業務内容にもよりますが最大時給1760円まで上がりました。
・コンビニなど一般的な時給よりも高いですが上記のような業務時間外のサービス労働のようなモノがあるため(授業以外の時間は無給)それを加味しての高時給となっていました。
5.まとめ
・塾講師は比較的時給が良いバイトです。
・ただその反面で、授業はやや大変だったり業務時間外の役割があったりとそのようなデメリットも込みでの高時給と思われます。
・それでも管理人のバイト先では色々な業務を通して経験という貴重なモノを手にしました。
・また正社員の方々に頻繁に食事や飲みに連れて行ってもらいました。その分を収入に換算してお得でしたといういやらしいことは言いたくありませんが、ともかくそういう暖かい環境であったことは紛れもなく勤続のモチベーションでした。もちろん勤務中は真剣にアドバイスや注意をしてくれて、パワハラのような𠮟責はなくすべて私たちの成長につながる本気の指導をしてくれていました。
・そして何より生徒がテストで高得点を取ったり志望校に合格したという報告を受けることは何物にも代えがたい嬉しさに満ち溢れます。これは自力で良い成績を出すのとまったく違う感覚なので是非みなさんにも経験してもらいたいです。
・なので塾講師バイトは単に時給と業務だけを突き合わせるだけでなく、経験ややりがいなど総合的な視点で見ると有意義な大学生活の1つとなると思います。
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